
カーライフコンフィギュレーター とは、ディスプレイ上に表示される車に対して、様々な外観やカラーパターン、オプションパーツ等の組み合わせを、タッチパネル形式で試してイメージ化するサービス。
開発したのは多くのITソリューションを手掛ける(株)ダッドで、今回の人とくるまのテクノロジー展 2024 NAGOYA の展示ブースにて、そのデモンストレーションが披露された。

コンフィギュレーター自体、WEB 上で様々なサービスが展開されているが、これの一番の特徴は、走行中でも外観や内装の組み合わせ変更が行える点にある。
走行中でしか見れないアングルに加え、背景や明るさの違いによる見え方まで試す事が出来るため、よりお客に合ったカスタマイズが提案できるようになる。
今回はGaN ビークル がデモとして使われたが、データさえあればその他の車種、部品でも対応出来るという。
利用を想定しているのは自動車ディーラーや販売店だが、オートバックスやイエローハットといった量販店、カスタマイズをメインとするカーショップでの利用も考えられそうだ。

さらにモビリティ開発向けとして、ボディレスでの内燃機関や駆動系、モーター、バッテリー、サスペンション、タイヤといった各部品の組み合わせや、バッテリーからのエネルギーフローなどの視覚化も試す事が出来る。
3D CAD データにも対応するようなので、次の商品企画の検討やプレゼンテーション、プロトタイピング、社内教育といった場への活用も期待される。
【取材・文】
編者(ものシンク)
【取材協力】
(株)ダッド
公益社団法人自動車技術会