
空飛ぶクルマ 、いや空も飛べる車と言ったほうがいいかもしれない。
数年前から 徳島大学 の 山中 建二 助教 を中心に進められていたプロジェクトだが、今年は新たに徳島大学発のベンチャー企業「TSUNAGI」を設立。
研究開発を加速させている。
その成果として、ジャパンモビリティショー2025にてテスト車両が展示された。
あらためての紹介になるが、一般に知られている”空飛ぶクルマ”がドローン、ヘリコプター然としているのに対して、これはあくまでEV車であり、普段は陸上を走るが必要に応じて空も飛べるというコンセプトとなっている。
車には底部とタイヤ・ホイールに飛行用ローターを備えており、アップライト部が90度折れる事で”飛行モード”へ移行する。
展示のテスト車両ではその稼働デモも披露された。


ちなみに2年前、不安定ながら有人での飛行試験に成功している。
その時は最低限のフライトユニットという印象だったが、今回初めて車の形を成した事で、当然その状態での飛行試験を見たいところ。
今後の進捗を楽しみにしたい。
【取材・文】
編者(ものシンク)
【取材協力】
徳島大学 山中 建二 氏
(株)TSUNAGI
ジャパンモビリティショー