[カゴ車]ジヤトコ物流担当の考えるアシスト装置 – オートモーティブワールド2025

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カゴ車 は物流倉庫に必須の道具であり、市場には多くの製品が流通している。
それらに対してジヤトコ(株)の物流部署では、もっと効率のよい運用が出来ないか試行錯誤が続けられており、今回はそのプランの一つとして、独自のアシスト装置を開発してきた。

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まるで台車にモーターとバッテリー、制御ボックスが加わったような構成で、実際に目の当たりにすると、試作品ながらその完成度に驚かされる。
ここまで出来るのも、自動車部品などで実績豊富なジヤトコならではと言えるだろう。

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使い方だが、まずはフォークリフトのように、装置座面をカゴ車の底面を載せるように差し込む。
その後、ボタンを押すと座面が上昇。
カゴ車が持ち上がった状態になるので、そこで双方を連結して固定する。
あとは、動かす方向に方向切り替えスイッチを操作し、側面に回り込んでから本体とグリップを握れば準備OK。
起動ボタンを押す事で、切り替えた方向へカゴ車が動き出してくれる。

特徴は、操作が簡単で誰でも扱える事、小回りが利き、狭い通路でも運搬が可能な事、装置自体がコンパクトで軽いという点。
積載荷重、モーター仕様によって3つの仕様を用意しているが、あくまで社内で考えたものであるため、他業種、物流倉庫ではどうかと、会場では多くの同業他社から意見を募っていた。
ご興味ある方は、 ジヤトコへ直接お問い合わせを。

【取材・文】
編者(ものシンク
【取材協力】
ジヤトコ(株)
第17回オートモーティブワールド