建設機械 を遠隔操作する技術開発 – ジャパンモビリティショー 2025

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建設機械 を遠隔操作する事で、人手不足といった諸問題に対応したいと取り組んでいる企業がある。
その名は ARAV(株)
ジャパンモビリティショー 2025 では重機のシミュレーター体験と、同社の研究内容が紹介された。

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シミュレーターは「重機でGO」を使用。運転には練習が必要。

REMOTE CONTROL Model V / E と呼称されるそれは、従来の建機に通信端末と独自の制御ユニットを後付けする構成となっており、端末はシャープの LEO(低軌道)衛星通信端末を使用。
これにより圏外エリアからの通信も可能となり、安定した高速通信を実現している。
端末自体も小型、軽量設計なため、機械を選ばず搭載可能。
操作は専用アプリをインストールしたスマホ、タブレット、そしてノートPCで行える。

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シャープの端末

市販されている建機の84%(※ARAV調べ)に対応しており、現在までに40社以上と共同実証実験を実施。
高い評価を得られたようで、現在は提供台数の増加に対応すべく、生産体制の強化を進めているという。

【取材・文】
編者(ものシンク
【取材協力】
ジャパンモビリティショー
ARAV(株)