
水素晒 とは、山口県周南市の酒造メーカー「はつもみぢ」と総合化学工業メーカー「トクヤマ」との共同開発で生まれた日本酒。
日本酒のタンクに水素を投入する事で誕生したお酒で、ちょうど展示会でこのお酒の試飲が行われていたため、試しに飲んでみる事にした。
このお酒、”トクヤマ”が”はつもみぢ”へ技術協力する形で開発を開始。
約2年の歳月を経て2020年に完成した。
当時取材された地元の周南経済新聞の記事によれば、このお酒は「酒に水素を呼吸させたイメージ」で、アルコール分が16度、山口県産の山田錦を100%使い、精米歩合60%で醸造されたという。

水素晒 を試飲
というわけで飲んでみた感想だが、初手から飲みやすく、ほのかな香りとさっぱりと瑞々しい後味に感じた。
お酒単体ではなく、何か濃いめの料理と一緒に楽しむのがいいかも。
日本酒を出す居酒屋さんがあれば、ぜひ試して頂きたい。
私も今回は試飲レベルなのでほろ酔いにもならなかったが、一度製品を買い、、、そうだなぁ、、、まずは焼き鳥とかと合わせて試してみたいと思う。
水素と言えば一見、エネルギー面での活用しか思い浮かばなかったが、まさかお酒に活用できるとは。
ものづくりには、まだ未知の可能性が眠っているようだ。
【取材・文】
編者(ものシンク)
【取材協力】
SMART ENERGY WEEK
RX Japan株式会社