20241020_netpeople Assistant Platform_自然言語会話アシスタント_AI_システム

“netpeople Assistant Platform” aims to be the future of car interaction.
This system was developed by iNAGO Corp. and is installed in cars.
As the driver repeatedly makes requests and responses to the system, the built-in AI learns.

iNAGO(株)が開発を続けている対話型アシスタントプラットフォーム。
特にSF映画やアニメ、特撮ファンならば、愛車と対話できるようになると聞いたら興奮を抑えられないはず。
これは、そんな未来の実現に向けたシステムと言える。

その概要だが、基本的にはデバイスに対して音声による直観的な制御、もしくはアシスタント制御を行う仕様となっている。
ただその過程で、搭載 AI がドライバーの行動パターンを学習していく。
そうすると、ドライバーからのリクエストに対してその都度、最適化された提案や有効な情報、自動車や外部の異常に対する警告などを口頭で発信するようになる。
さらに学習が進めば、ドライバーに合わせた、細やかなコミュニケーションの確立も実現できるという。

システムのデモ動画

これまでトヨタのスマートカーコンシェルジュやパソコン、スマホアプリやナビゲーションシステムなどへ導入実績があり、近年ではあのテスラ用スマホアプリにも搭載されるなど、世界で最も先進的で直観的な”自然言語会話アシスタントプラットフォーム”と注目を集めている。

iNAGO では10年以上前から AI の開発に取り組んできたため、最近始めた企業と違ってそのノウハウは豊富。
活用に悩む企業も、相談すれば実用的な提案が受けられるだろう。

ちなみにこのプラットフォームだが、新車だけでなく、中古車への後付けシステムとしての開発も行えるという。
登場するアバターもクライアントの好みで変更可能なため、販売時の新たな付加価値にもなりえそうだ。

【取材・文】
編者(ものシンク
【取材協力】
iNAGO(株)
CEATEC
一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)