[エンジン]模型に込められたマツダと職人さんの思い【キッズエンジニア2024】

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エンジン 模型と言えば、本体を精工に再現したミニチュアモデルを想像する人もいるだろう。
今回紹介するのは、キッズエンジニア2024に参加したマツダ ブース。
そこでは子供達のために、木製のエンジン模型組立キットが用意されていた。
その企画立案や準備に至るまでの過程を伺ったところ、興味深い話を聞く事が出来た。

シリンダー内を動くピストンを模しており、上下運動までしっかり再現されている。
素材には生木が使わており、独特の香りも匂わせる。
部屋のインテリアとしても有りなディティールで、大人でも欲しがる方がいるように思う。

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この工作キットは今回のイベントのために作られたオリジナルで、制作したのはマツダのエンジニアと NPO 法人スーリールの福祉作業所の皆さん。
マツダでキットの図面を引き、それを元に、作業所の職人さん達の手で製造されたそうだ。

その時もただ図面通りに製造するのではなく、まず作業所の皆さんに対して企画意図、コンセプトを説明。
そのうえでどうやったら子供達のためになるか?物作りを楽しんでもらえるか?と、エンジニアを交えたディスカッションが重ねられた。
年配の職人さんからは孫の世代を応援したいと張り切られ、エンジニアの口ぶり、身振り手振りなどからも意図を的確に読み取り、「それなら、こうしたらいいのでは?」と、マツダ エンジニアも思いつかないような意見も出されたという。

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そうして出来上がった今回の工作キット。
会場では、どの子供達も夢中になって組み立てていた。
もちろん完成品はそのままお持ち帰りだが、実はこのキット、そこからが真価を発揮する。

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ポイントは生木が使われている点で、これだと温度や湿度によって大きさが変化する事があり、それによってピストンは上下動しづらくなる。
これは意図的な仕様で、突然渋くなった事で子供達に「なぜ?」と思わせ、その都度、自分で分解と考察、再調整や組み立てまで挑んでもらいたい・・・そんな願いが込められている。

いつでも分解や組み立てが出来るだけでなく、考える要素と長く楽しめる工夫まで盛り込まれた今回の工作キット。
持ち帰った子供達には、関わった人たちの物作りへの思いも感じとってもらえたらと思う。

【取材・文】
編者(ものシンク
【取材協力】
公益社団法人自動車技術会

ものシンク
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